DAIROKU:AYAKASHIMORI(ダイロク):全体感想・レビュー
大団円を含む全√、無事攻略できました……!
ダイロクはオトパ2019でスオウさんのお名前が発表されて「⁉️」となり、ずっとずっと楽しみに待っていた作品でした。とてもロスです。
せっかくですし全体感想(?)レビュー(?)のようなものを、と。
こちらは書いてみた次第です⑅◡̈*
各攻略対象の感想も書いておりますので、そちらもあわせてご覧いただければ幸いでございます〜!
⚠️ネタバレ、意見的なものも含みますのでご注意ください。
⚠️イラスト補正と主題歌補正で1ミリも冷静に見れていないですだってこれだけで星5億だから!!!! なのであまり間に受けないでください。笑。
待ちに待った推し絵師のコンテンツなんだよ! 許して!
💟 ダイロクの推しポイント
▶️ イラストレーター:スオウさん
大好きなイラストレーターさんです!!
シチュエーションCDシリーズ『ディア♥︎ヴォーカリスト』『新撰組勿忘草』。
乙女ゲームでは『BAD APPLE WARS』『ALICE=ALICE』をご担当なさっています。
▶️ 主題歌:豊永利行さん歌唱
OP、EDともにメインヒーロー・瀬見季継役の豊永利行さんの楽曲です〜❣️
オトメイト作品ですと、声優さんのタイアップはなかなか珍しいのでは……?
やっぱり「Rejetの顧客を引き抜きに来たオトメイト」っていう印象は拭えませんね……。
💟 グラフィック・BGM・システム面
▶️ 音楽:◎
和風ロックがかっこいいです🌸
▶️ 背景:△
異世界のサクラタニにはぴったりです。
が、現世シーンにこの背景はやっぱり簡素過ぎます……もうちょいがんばれ……。
▶️ ストーリー:○〜△
一部√で発生する事件はライトなファンタジックミステリーで楽しい〜!
▶️ スチル:◎〜△
白月さんがひっくり返っているものの構図や、バトルシーンの絵の迫力は満点です!
枚数は少なめ。
▶️ フローチャートが便利
1章ごと、さらに章内のイベントごとにかなり細かくジャンプが可能です。
非常に優秀です🥳🥳
▶️ 選択肢表示の際のサウンド
地味に便利なんですよね!
既読スキップしつつ他の作業を……と片手間でエンド回収をしていると、選択肢が出たことに気づかなかったりもしますので。
死別、愛憎、悪意は一切なし!
キャラブレや恋愛描写の唐突さもほぼほぼ目につきませんでしたし、目立たないけどすごい作品です!
最近の乙女向けでこの平和っぷり、フルネーム変更可の優しすぎるシステムはもはや異色レベルやで工藤。
💟 相互理解
このDAIROKU:AYAKASHIMORI、妖との異種間恋愛である前に異文化交流なのです。
いかに妖の考えを否定しないか、そしてこちらが一方的に折れるのではなく、尊重し合えるかがキーポイントだよ!
「君は女の子なんだから」系の台詞が今も罷り通り、価値観のアップデートがとにかく亀の歩みレベルで遅すぎる女性向け・乙女向け業界にも希望が見えてきましたね……。
ちゃんと現代に則してきていて安心しました……。
メインヒーローの上司(人間)とも、オフィスラブである前に相互理解(それも家族間同僚間ヒーローヒロイン間あらゆる面でな!!)が恋愛エンドの鍵やで工藤!!!!
瀬見さんを知るんだ人類。そして瀬見さんを理解して人類。
💟 はずれ、捨てエンドはないよ!!
よくあるスチルを増やしたいがため〜ですとか、エンド数稼ぎのような強引なものはほぼありません。
なぜなら恋愛、友情、悲恋、それぞれのエンディングでそれぞれ違う関係性が描かれるから!!!!
「このキャラとは(恋愛以外に)こんな関係性も育めたかもしれないよね」という感じで、「可能性」を見出して、その「掘り下げ」を徹底的にしているんですよ。ダイロク。素晴らしいな。
私はイラスト補正と主題歌補正でDAIROKU:AYAKASHIMORIという作品を冷静に評価できていない盲人ですが、これは贔屓目なしで推せるポイントだと思います!
あと幾つかの乙女ゲームには、ED後のエピローグを出したいがためなのか、ED前の本編の終わりが雑、ということがありますよね。
そういったこともこのダイロクではありませんでした!
むしろ「まだ主題歌かからないのかな!?」とすらちょっと思うレベルです。
そのうえでED後のエピローグもご用意されるのだから相当ではありませんか……?
(確かに曲が終わったあとのエピローグって、アニメのCパートみたいなにあるとテンションがあがります。
でもそこを意識するあまり本末転倒している作品があまりにも多いのですよ……オトメイト……)
💟 自己投影派にも優しいヒロイン
夢女子に厳しくないヒロイン!!!!!!(くそでかボイス)
ヒロイン名はフルネームで変更可能です!!!!
苗字、名前の両方を変えることができます!!
ここだけで勝ち申しましたよね!!??
乙女ゲームなんですしこれくらい全作品でやってくれてもいいだろうに、なんで名字変更が実装されただけで舞い上がらないといけないんだろう……。
そしてヒロイン、口調においても今や逆に珍しい、敬語・中性語の癖のないものでした。
嬉しい……。読みやすい……。
💟 攻略対象や異世界を肯定するヒロイン
サクラタニの妖との関わりが軸になるので、要は異文化交流なんですよね。
ヒロインがその妖の中に根付いている「文化」(「異文化」)を否定しない、また現代日本の文化を押し付けない(押し付けてしまったと気づいたら謝罪する)タイプで……これ乙女ゲームとしてめちゃくちゃ大事だなぁと思いました……。
攻略対象が中途半端に絆されて復讐をやめたり、ヒロインが空気を読まずに倫理を説くような作品はピオフィとダイロクを見習って……。
少し意見的なものも。
💟立ち絵差分格差
オフィシャルサイトにて、キャラがパワーアップした姿(プリンセスフォームとかマザーハートスタイルみたいな)の立ち絵差分が公開されています。
ですがこれらの差分、個別√で全てのキャラがお披露目してくれるわけではありません……。
2人ほど個別√でこの差分が使われている程度(瀬見さんも使用はされますが、瀬見さん√で瀬見さんは差分を使わないんですよね!? なぜですか!?)。
差分の出番に恵まれなかったキャラも、一応は大団円√で体面上救済されるのですが、短い!!
パワーアップがほぼ一瞬!!
個別√でパワーアップを披露したキャラは、設定的に話のキーポイントを飾る以外ないですし、納得です。
ですけど! それができなかったキャラが大団円で晴れてお披露目するならするで、せめてもっとその姿での活躍が見たかったよ!!
大団円√の感想を書く気持ちになれなかったのは主にこれでした……。
白月さんあたりは友情エンドでは式神と主人の契約関係に落ち着くわけですし、そこでいけたんじゃないかなぁ……。
瀬見さんもメインヒーロー補正でいけた気が致しますね。
残念でなりません……。
💟 常盤悦也は攻略対象外です
常盤悦也さんは攻略できません。
そうです、他√でちょくちょく手を貸してくださり、瀬見さん√でもスマートにフォローをいれてくれる童顔のアラフォー室長とは恋愛できないのです。
夢ならばどれほどよかったでしょう。
発売以前より「隠しキャラはなし」とはわかっていたので、しょぼくれつつ……大団円でのちょっとした掘り下げも期待いたしましたが、だめでした。
(むしろ悦也さんの不在を軸に展開していくという鬼畜さです……。)
なんてこったい。
未だにあなたのことを夢に見る。
残念さのあまり、こちらの記事では悦也さんのアイコンを使用させていただいております。なみだぼろぼろ。
💟 リジェ好きには複雑だった点
でもすみません申し訳ないけどすっごくRejetを意識したマーケティングだなと感じておりました。
だからこそ飛びついたのもあるのですが、それにしても露骨だよなぁって。
▶️ イラストレーターのスオウさん(言わずもがな)
▶️ cv豊永利行さん&主題歌歌唱
▶️ cv櫻井孝宏さんの九尾の狐
▶️ 褐色肌の鬼
(絵師さんがリジェでご担当なさっているCDシリーズがあり、そちらの人気キャラがcv豊永さんなんですよ……)
でもこのスオウさんの絵と豊永さんの曲! っていうステータスがあったから買った&オトパ2019から楽しみに待ってたっていうのもあるので、否定はしたくないです。
でも露骨だよなぁって。
櫻井さんの九尾キャラとはいえ、リジェの方と白月とではキャラ性も違いますし、普通なら気にならないレベルのはずなんです(褐色の鬼キャラも同様)。
ですが狭い乙女向け業界ですし、オトメイトはちょくちょくリジェのクリエイターを引っ張ってきたり、リジェの客層を引き込もうとすることも多々ありましたので……。
なんていうか、その、複雑、です。気持ち的に。
💟 matome
そんなダイロクですが、「大ヒット!!」「絶対面白いから!!」「買うべき!!」「名作!!」とまでプッシュすることはありませんが、お金を出して損をすることはきっとないと思います!
買って損はない系の良作という印象でしょうか?🌸🌸
イラストレーターさんやキャストさんのファンの方、設定・世界観が好みの方なら、購入も検討の余地はあるかと!
実際に購入に踏み切るかどうかは、Amazonのレビューとかを参考にお考えくださいって理性が言ってます!!
DAIROKU:AYAKASHIMORI(ダイロク):瀬見季継√感想
(cv豊永利行さん)
⚠️ネタバレ
台詞の拍子の取り方の独特さや、度々挟まれる息継ぎがすごく瀬見さんの雰囲気を形作っていて、豊永さんの演技力凄すぎる〜! と何度思ったことか!
他の√でも実力やらセンスやらを発揮していらしたり、気遣う様子を見せてくれていました。
模擬戦で足を捻ってしまったときのお姫様抱っこシーン……!
抱き上げる前からお姫様抱っこ宣言をする瀬見さんが新鮮でした!
ヒロインがモノローグで「この状況ってお姫様抱っこ!?」と説明するパターンが多いので……。
そういえばなのですが、瀬見さんって二人称が乱暴じゃありませんね。
「この子」とか「君」とかがメインとなる感じで……。
おふざけモードに入ったときの口調のバリエーションはめちゃくちゃ豊富です。笑。
仕事の鬼だったり、PRIVATE FILESの嫌いなものであげられていることだったり、普通に公務員向きなの好きです( ⸝⸝•ᴗ•⸝⸝ )
悪虂さんとのファーストコンタクトから察するに若手の頃の瀬見さんって血の気が多かったのでしょう。
え〜! もっとそういう話聞きたかったよ〜!
「……君が心配だったんだよ」のスチルの綺麗さったら尋常じゃないです……!!
ダイロクは死別や愛憎も取り除かれており、「ハートウォーミング」を突き詰めた作品なのだなとしみじみ思いました。
勿論モブなんかは嫉妬心を抱きもしますが、それも多くは悪気があったわけではなかったり、と。
(そう考えると白月さん√は重めでしたね……?)
季尭くんとの関係のこじれもお互いの間に家族愛と優しさしかないところが尊いんです〜!
💟 恋愛エンド
瀬見さんのかわいいポイントや弱点を探るっていく……というのも瀬見さんルートのサブテーマだったわけですが(大嘘)、終盤になるにつれて彼の言動にも順応していきます。ヒロインも私も季尭くんもね!!
照れ隠しをしたい際や本心を伏せておきたい際に冗談めかしてはぐらかしつつ席を立つ、っていう。
本当に瀬見さんってどこまでも瀬見さんだね!!!!
人への甘え方や頼り方を教えてくれたはずの上司当人が実はそれらがとてつもなく不得意で、学んでいくストーリー……!
瀬見さんが人を頼ることを苦手としているのも、充分に自己完結できる人生だったことから。
やっかまれたところですぐに相手を沈黙させられてしまう優秀さだからこそ、コミュニケートありきの相互理解の努力は怠ってきた瀬見さん。
瀬見さんのこの、向き合って誤解を解くよりも、結果を突きつけて見せた方が早い人生、って現実感のなさがすごいです。
それが裏目に出てしまったが故の騒動でした……。
そんな天才的な問題児が真っ向から背筋を正して謝罪と感謝を述べて、妖守を味方につけます。
聴取会ではそれらが功を成し、お偉いさんを下すまで至ったんですから、本当にすごい変化です(╥﹏╥)
ヒトナラザルモノとの日々を描くダイロクは、理解し合うことに重きを置いているのだと思います。
瀬見さんはちゃんとヒロインとも絆を深めた上で、今まで避けてきた対人関係とも向き合い、妖守達とも理解しあえて……よ、よかったですね……。
どうでもいいですが瀬見さんが悦也さんに「膝枕って脈アリですか」と聞くところ、好きでした笑笑。
オフィスラブってずるいなぁ〜!
勤務後、誰もいない職場でのキスってきゅんきゅんしちゃいます……💘
続きは俺の部屋、となるあたり、もう寮の規則破る気満々じゃないですか瀬見さん!!!!
陰陽術の本を貸してくださったときは規則に触れるからと自分の足で部屋まで戻って取ってきたのに!笑 付き合ったらやっぱり変わるものなんですねときめく〜〜!!
そもそもずるいひとなんですよね、ネックレスをつけてくれたりもそうですが、ネックレストップにキスしたり〜!!
そのネックレスも、大切な相手に贈るはずのお守りですのに礼だと言ってプレゼントするんだからもう! ね!? って感じですよ!!
やだもうこの人めっちゃ推してしまいます……。
私は瀬見さんと両思いになって付き合った事実がでかすぎて受け止めて切れないので、下の名前で呼ぶのはまだハードルが高いです……季継さんって呼ぶの凄く照れます……。
(他のみんななんて苗字なかったですし……!)
💟 友情エンド
お兄さん大好きなことを隠そうとしない季尭君。笑。
こちらでは季尭君は第一へ戻ると決めます。
3人で藤桜の下でお花見をするエンディングでした。
(ここだけの話、本当はもっと先輩後輩の関係とか、ヒロインからの片思いも期待してたな……っていうところです💭)
(真面目モードの瀬見さんの感謝と謝罪の言葉が見られる恋愛エンドが良すぎたっていうのの裏返しですかね!)
💟 悲恋エンド
辞職エンド……………………。
無理に茶化すことをしなくなった恋愛エンドと比べての、ギャップがね、すごいんです。瀬見さん。
ムードメーカーに徹しようとする口調が見ていて痛々しいです🤮
瀬見さんが去ってから彼の功績の大きさを知るの、辛いものがあります。
予算まで割いて、鬼たちの間にサブカルチャーを広めたのも瀬見さんだったと発覚。
DAIROKU:AYAKASHIMORI(ダイロク):湫√感想
(cv逢坂良太)
⚠️ネタバレ
拠点、目的不明の第四勢力、蛇のミツチ。
その統であり甘党な湫さん。
ちっちゃくてかわいいジャイアンという第一印象です〜!
しかし実年齢はかなりやばめ……。ダイロクはギャップと年齢差が果てしないです。
事実上、ミツチの実権を握っているのは大蛇さんのようで、度々釘を刺されるなど怪しさ満点。
普通の妖守なのか、と出自を問われるあたり、やっぱりヒロインは陰陽師の系譜なんでしょうねぇ。
全ての妖のトップに立ちたいという野望も彼一人が豪語するぶんには御山の大将感が拭えませんが、ミツチという組織がとにかくここまでの√でも謎でしかなく……。
湫さんよりも大蛇の言動が不穏で仕方がありません。
イベント勧誘を装ってミツチの内部を探る中で絆を深めて行く……蚊に思われましたが、呼び方を『キサマ』から変えたことなど、全てヒロインが気を許すように仕向けるためでした。
ただ湫さんのヒロインへの取り入り方も、「ミツチの者にするように」なので、湫さんの純粋さは損なわれてないままなんですよね……。
💟 恋愛エンド
湫さんがサクラタニの征服を目論んでいたのは自身を青龍の生まれ変わりだと思っていたためでした。
ですがそれは転生時に聞いた声を断片的にしか覚えていなかったがための記憶違いで、大蛇さんと湫さんは元々は八岐大蛇という一つの存在でした。
(まぁこれも優しいフェイクで、撤回されるのですけど……)
大蛇と融合し、元の力を取り戻す……そんな最終手段に踏み切ることで、ヒロインに危険が及ぶなら、と湫さんはこれを断念。
征服という野望もほぼ少年心から生じたものですし、だからか断念も潔がよいのです……!
ただ今まで協力してきたミツチの仲間からすればふざけるなというお話。
妖守たちの乱入により状況がより混線していきます……。
キサマ→オマエ→あんた→名前、と関係や心情の変化が二人称の変化と連動しているのが〜! 湫〜〜!
名前を呼び合うだけで照れてしまう湫の初心さがかわいらしいのだ……。
ロマンチックな場所で告白するところもかわいい……。
告白をお爺様方(🦊👹)に目撃されていて……笑。
案の定ピュアな恋愛をやいのやいのされてしまうのですが鉄板ですね。
からかわれて真っ赤になる湫を見て、妖達も彼への印象を改めておりました。よかったね(ㆁᴗㆁ✿)🧡
💟 友情エンド
シナリオとしては、絆されていく湫さんに対してミツチの不満が爆発して、というもの。
イベントを一緒に回るラストは湫さんの一方通行な片思いのような💭💞
でもあまり伝わっていないような💭💞
あとお年頃な湫さんを気遣う保護者と上司達がかわいいのでした。
💟 悲恋エンド
現世で神隠しに遭い、サクラタニへ迷い込んでしまった男の子の双子の兄弟の捜索を行うところは共通ですが……。
こちらでは大蛇が、双子の兄を誘拐したとして捕らえられてしまいます。
冤罪を被った大蛇を救うべく、最終手段に及ぶ湫さん。
無論、大蛇が帰還することはありませんでした……。
展開が鬼……!!!!
湫さんは喪失感から立ち直ることができず、無気力に日々を送ります。
また、再び誰かを失うことを恐れるように。
妖の身ではないヒロインは、湫さんと比べものにもならないほどの僅かな時間しか生きることができません。
しかしそんなヒロインにさえ、ずっとそばにいて欲しいと縋る湫さん……哀れすぎて切ない……。
口約束以外結べないやるせなさ……!
でも私共依存メッチャ好きです………………。
湫さんはどのエンディングも完成度が高いです〜!
DAIROKU:AYAKASHIMORI(ダイロク):比良√感想
(cv小林祐介さん)
⚠️ネタバレ
「…………………………やだ」
みたいな。
三点リーダの長い台詞がすごい多いんですけどボイスを聴けるまでの待機時間が長いです。笑。
まっっっっじで長い。Now loadingが長いアプリゲーム並みに長い。
比良さんのとんがり耳の耳朶を触るヒロイン。笑。
「こらぁ!!!」と初めて声を荒げた比良さんでした。
そこからはわりと覇気のある語調になります。
「ちょっと試させろ」とヒロインの耳を触り返す比良さんの声は、ノリノリに聞こえますし。笑。
神通力を授けられたいのではなく、稽古をつけてほしいと申し出るヒロイン。
目指せ第二の源義経!
クエスチョンマークがつきますが主従関係です。笑。
(うーん、主従関係って人気を集めやすい関係性ですし、もう少々掘り下げて描写してもよかったくらいなんじゃないかな……)
肝試しイベントでは、2分しか稽古をつけてくれていない(ヒロイン談)というのに「鍛錬の成果を見せろ」と無茶振りをなさる比良さん。
鬼たちによるとりっく・おあ・とりいと砲(笑)への防御をミスしてしまったヒロインを助けてくれた比良さんのスチル……!
躍動感と髪の舞い上がり方が美しいんです〜!
スオウさん大好き!!!!
ヲシテ文字をあいうえお表に当てがったものをわざわざ作って説明してくれるのだからかなり優しいですよね、彼。
いろはなのかあいうえおなのかを聞いてもくれますし、50音表なら50字は書くでしょうし、よく腰を上げてくれたなぁ〜🤕
高尾さんは高尾山からとった名前で、比良さんもまた比良という名前は元々住んでいた山の名前なのだそう。
検索したところたしかに琵琶湖付近にあるようです🔍
ヒロインの言葉があって本当にイベントの飲み比べに出場し、優勝してしまう比良さんのふぎっちょさと健気さがかわいい。
飲み比べイベントと同日、管理部長の息子がサクラタニにやってくることになります。
彼は画家志望でどうしても人魚が見てみたいとのことですが……。
案の定彼は食べると不老不死になる人魚の地肉を狙っておりました。
息子はナイフを取り出しますが、玉鈴の釧で比良さんを呼び出し、その場は収まります。
「不老不死になるというのは、化け物になることだ。人の姿のまま、永久の命を得られるわけでもない」
このときの比良の牽制は少しだけ悪虂王√にも響いてくるのがポイントです。
屏風覗きの証言と、そこから洗った記録映像から、管理部長の息子は画家志望ではなく、元々妖を売り捌いている人間だったことが判明。
父親の金田も同様に、バイヤーを介して妖に纏わる品の売買を行っていました。
息子を圧倒し、怪我を負わせたことで比良さんに降りかかった火の粉も、サクラタニサイドだけではなく現世サイドでの事件関係者を取り押さえられたことで払われます。
密輸のような事件、リアリティが結構高くて面白かったです〜!
💟 恋愛エンド
生きる時間の違いすぎる妖と人間の恋を体験できて、とっても嬉しいルートでした!
比良さんに必要なのはたかたが数十年愛しあえる恋人ではなく、天狗の比良さんと同じ時間を共に生きてくれる者でした。
管理部長の息子の商売相手のように人魚の肉を食らい、妖に転化してまで添い遂げる覚悟はあるのかと高尾さんから問われます。
ヒロインが出した結論は、覚悟はできていない、でした。
悦也さんをパシる玉藻さんが怖かったんですが、そ、そっか、元カノなんだ……残念……。
悦也さん√は全く期待が持てないですね……。
天狗ゆえにか恥ずかしいという概念がなく、ストレートにキスが楽しいと言ってしまえるの、どきどきさせられました(๑› ᎑‹)♡
「口を吸いあってる方が楽しいな」って台詞、セクシーだね。好きだよ。
でもこの「恥を理解できない性格」も彼が人外であることをナチュラルに引き立てちゃうので、比良さんの魅力ではあるけれど、たしかに「あがいてもあがいても人にはなれなかった」なのですよね……。
以前購入を躊躇っていた淡い緑色のマニキュアを塗ってもらうシチュ、最高です💚
といいますかスオウさんのマニキュアキャラが好き〜!
💟 友情エンド
事件解決、無罪放免!
ですが、現場を取り押さえたり、事件の真相を知ったり、といった盛り上がり要素はやはり恋愛エンド固有のお楽しみという感じです。
他√の友情エンドは式神や片思い風味の関係性に落ち着いたので、『仲直り』『友達』と明言されたことが何気に新鮮でした。
まっとうな友情エンドです❣️
ラストの寝っ転がっているスチルが綺麗なんじゃ……。
💟 悲恋エンド
比良さんに着せられた濡れ衣が晴らされず、封印が決定してしまいます。
もうどうにもできないという段階まで来て、ヒロインは罪に触れることも厭わず、サクラタニから比良さんを解放することを決めます。
留置所と思わしき場所で釧を握りしめるヒロイン。
羽音が聞こえた、というところでストーリーはおしまいなのですが……ひょっとして悲恋エンドにも希望が持てるものがある感じかなこれは!?
DAIROKU:AYAKASHIMORI(ダイロク):悪虂王√感想
(cv鈴木達央さん)
⚠️ネタバレ
塗り壁の補修工事に嵌ってしまい、靴を駄目にしてしまったヒロインを抱きかかえてくれる悪虂王さん。
鬼らしい逞しさと優しい悪虂さんの両要素を感じられます〜!
悪虂は体格がいい&褐色肌なのでスチルにはどきどきさせられますね💓
きゅんっきゅんやで〜!(俵みたいに担がれていますけど笑)
運んでくれるという悪虂さんに、ヒロインが咄嗟にしがみつくと密着してしまいます。らっきーすけべする側なんですね……。
ここの悪虂さんの「意外と、大胆ですね」が好き。
悪虂さんのビジュアルに強張ってしまうヒロインと、常に涼しい表情であまり笑顔にならない悪虂さん。
だからこそお互いがお互いの笑顔を見た時、この人は笑っている方が素敵だと思うってめちゃめちゃ素敵な対比ですね……(*˘︶˘*).。.:*♡
意外と賭け事を好んだり、メールにチャレンジしているスチルが険しい顔だったり、かわいいです、悪虂さん💓💓
メールの文面もオール平仮名ですし小文字変換もできていなくて……笑。
肝試しの最後の最後での「私だけあなたを怖がらせていないので、試してみたのですが」と耳に悪戯してくるのが〜〜!! きゅんときました💓
でもだからこそ悪夢に魘されて掴みかかってきたシーンの恐ろしさと過去の気になる度が増すといいますか……。
悪虂さんはいままでは現世に赴く機会を他者に譲り続けていました。
ですがヒロインの言葉を受けて(プラス、彼視点SSの独白を経て)現世行きの座をかけた飲み比べに参加なさいます。テンションあがっちゃいますね!
歴代妖守には悪鬼だったと知って怯えて離れていく者がおり、以降その事実は秘匿とされました。
ですが悪鬼の伝承とサクラタニでの実際の様子を見比べ、思案するヒロインの姿勢に心動かされるものがあったようです。
悪虂さんは現世での事件の容疑者とされてしまいます。
事件現場に近い秋葉原に居たこと、容疑者は霊や鬼の可能性が高いこと、また悪虂さんがもとは悪鬼であったこと、佐久間班の焦燥感から濡れ衣を着せられてしまいます。
💟 恋愛エンド
でっちあげられた証拠品の根付が付喪神が発現して証明されるシーンが爽快でした!
これよりも前にもう直ぐ付喪神になる茶碗に対して優しく語りかける選択肢を選んでいたので、そういうムーブができるからこそ付喪神もヒロインに応じてくれたのだなぁ、と。
悪虂さん√のライトなファンタジックミステリー要素好きです。
季尭君ファインプレーです**(ू•ω•ू❁)*
悪鬼の姿を晒したことを気に求めてない悪虂さんずぶとくありません?笑
(悲恋エンドを先にプレイしていただけに反動が凄かったんです)
瀬見さん達の目がある中ですらすらと口説いてくるのも〜! ずるいですよ〜!
漢字変換できるようになったんですね!
おめでとう!笑
💟 友情エンド
事件解決後、貢ぎ物欲しさにわざと騒ぎ立てて妖守たちを困らせる鬼たちですが、なぜかヒロインには火の粉が降りかかりません。
そこは悪虂さんの男心、ということは片思いエンドなのかな……?
悠々自適、と口にしつつ白昼堂々お酒を飲むようになった悪虂さん。
ヒロインにも飲むように勧め共犯者にしてしまいます。悪い大人ですね〜!
肩の荷が降りたのか、酒盛りや『うも(UMO)』(笑)にも積極的に付き合う悪虂さん、常識人の枠から少々外れて、楽しそうな毎日のようで何よりです。笑。
💟 悲恋エンド
悪鬼と化して以降の声色の変化が凄まじくて息を呑んでしまいます🤭
演技がやばやばです……!
悪虂さんは濡れ衣を着せられたまま、ヒロイン自ら封印……そんな……想いは通じ合ったのに……。
辛すぎませんか……?
結晶に封じられた悪虂さんにキスするラストは報われない白雪姫みたいですね。綺麗ですが切ない……。
いつか封印が解ければという一縷の希望に託したわけですが、それも蜘蛛の糸より細そうな希望です。
でも最後の割れるような音はどういったニュアンスで受け止めたらいいんですか!?!?
DAIROKU:AYAKASHIMORI(ダイロク):白月√ 感想
(cv櫻井孝宏さん)
⚠️ネタバレ
pvの「信じてみてもいいのかな」が不穏さを醸し出していましたよね……。
(こちらの台詞は彼視点SSから聴けます〜!)
😊っと笑ったときの睫毛がかわいい~~!!
スチルだとよくわかりますが、マニキュアが複数色のお洒落さんです💅
公式のプロフィール通り、お茶目なお爺言葉のお狐様。
ではありますが、おじいちゃんらしく相談に乗ってくれるところは頼り甲斐もあって年の功を感じられます〜!
でも提示してくる解決策が子供たちの遊び相手をすることだったり、『いべんと』を開催してみてはどうかというアドバイスだったり……穏やかさとちゃめっけのバランスがすごくよい狐さんです……。
白月さん、猫のベッドみたいなもので寝るなぁって思ったんですがやっぱりそうですよね!?
天蓋とはいえドーム状ですので本当ペット用っぽい。
お礼の品は何がいいかと相談された白月さん、いつもの調子で唐揚げやラーメンを挙げていくのですが(「じゅわわ〜んじゃ」がかわいい)もしかしなくともこれらは彼本人が食べたいものでした。
でもそのあと「礼品なんて本人に望みを聞かなければ、どうしようもないことがわかったじゃろ?」ですよ! ね! からかいつつもフォローしてくれる&導いてくれるんですね!
(口調が)ただのイケメンになってる白月さんが好きだよ♡♡
でも櫻井さんのお声はこれくらい朗らかなテンションが一番好きです。
3月のライオンの時の演技が好きなので……!
お爺言葉と素の言葉使いの裏表、加えてちょこちょここちらの様子を伺って計っているような描写が白月さんにはありました。
例えば「願いを聞く」と妖守に白月さんが告げると、必ずと言っていいほど式神になってほしいと答えるのだそうです。(ヒロインは尻尾をもふりたいと答えるので、その無欲さから感心を買います笑笑)
初っ端から「式神になってやろう」と誘っているのも餌を撒いて試していたんですね……。
いつでも白月さんの方から解約できる、という条件で彼を式神とすることとするヒロイン!
白月さんの「式神になってやろう」は口説き文句のようなものだと思っていたので、へ〜! となる展開でした。
💟 恋愛エンド
古くから九尾の狐を式神として従えたいという陰陽師や妖守というのが多く存在していたようで……。
サクラタニに住むようになるよりも前、ある陰陽師の式神であった白月さんでしたが、仕えていた陰陽師は前述の輩の羨望の的となり、手にかけられてしまいます。
主人を守り切れなかったことを悔み、いずれ失うくらいならば、とそれ以降人と深く関わることを恐れていた白月さん。
もとの主従関係にあった陰陽師の口調を真似ているのが普段のお爺言葉だというのを踏まえますと、金華ちゃんの口調をトレースし切っていた白月さんが切なく思えます……。
本心を隠すのも化けるのも得意ってことですよね……どちらが先に身についた能力なのでしょうか……。
白月さんは関係の気まずくなってしまった狐々さんとの関係修復にヒロインが提案した手紙を用います。
ヒロインへもまた手紙を認めて告白するのですが、尻尾を筆がわりにしていた素っ頓狂なこの人も達筆かつ歌の教養もあったことが判明します。
それにしてもこの流れ、かわいいです!
覚えた言葉をすぐに使いたがる子供見たいでかわいいんですよ〜💗
最後の盛大すぎる契約式、悦也さんの淀みのなさすぎる司会進行に笑ってしまいました。笑。
💟 悲恋エンド
すれ違いが生んだ別離が寂しすぎます……。
空を見上げるスチル、綺麗すぎか……( ´•̥ו̥` )
💟 友情エンド
契約上の関係としてほんわかと絆を育むんだ〜いいな〜って思いました。
対等な主従、一人前になったら本契約をしよう、っていう関係の落ち着き方がいいのですよね……。
最後の! ね! 尻尾枕(獣人のロマン!!)とめちゃくちゃ肯定してくれて甘やかしてくれる式神様の優しさで全部吹っ飛びました!!
💟 彼視点SSを読むリターンがでかい
画面右で毱が跳ねるエフェクトが出ると、彼視点SSというものが解放されるのですが……。
白月さんはそれを回収した際の恩恵をすごく受けられるキャラだったように思います🥳🥳
白月さん視点でのモノローグがメインになりますので、ただのイケメン、もとい、素の口調の白月さんが脳内であれやこれや思案する様が描写されます。
他√ですと「ヒロインがいない時、彼はこう思っていた/こんなことをしていた」という補完の面が強いのですが、白月さんは口調と態度の二面性が魅力なので……!
このシステム本当に良い!
私は最初これに気づかず、あとから回収して尊みにもだもだする羽目になりましたので……。
皆さん毱が跳ねたら読みましょうね……。
特に推しのSSは逃すなコーナーで差をつけろ!!
💟 意見的なもの
死別エンドはなしとのことでしたので、殺生石ネタはやはりほぼ掘り下げられず、九尾好き的には残念でした。
共通√の玉藻姐さんのところで数行触れられ、現世ではそう伝わっているみたいですね、で終わってしまいましたね……。
あとあの神々しい九尾立ち絵差分は大団円だったのでしょうか…………。悪虂さん√では差分を見られましたけど……。
恋愛、悲恋、友情、スチルと全て回収したはずなのですが(というか白月√全章回収率100%)み、見たかった……!!
九尾はどこなんですか〜〜!?
ピオフィオーレの晩鐘:finale√感想
⚠️ネタバレ
次々とあがるフェイクニュースに誹謗中傷を受ける三組織。
裏腹にマフィアへの風当たりの強まりつつある現政権を称賛し、マフィアを非難するディレットーレ……。
やはり存在感と癖のあるサブキャラで終わることはありませんでした……!
人を撃ち殺しておきながら手が汚れたことだけを気に留める狂った潔癖、好き。
ヒロインの前に度々現れる謎の青年は一体何ットーレなんだろうと思っておりましたら、Chapter5まで来てようやく名乗ってくださいました。
アンリさん!
ディレットーレと語調の温度差がすごすぎて震えてしまいます🥶
先代【鍵の乙女】にも深く触れられていきます🗝
ファルツォーネの屋敷で保護されていた先代クロエと弟のリトン。伝承上は当主と乙女が結ばれるとされていますが、実際にはそうならず、先代乙女は狂ってしまいます。
オルロック√ではヒロインが聖女として祭り上げられる展開でしたが、運命という言葉に踊らされてしまった先代鍵の乙女がそれに重なっているように感じました。
ファルツォーネと鍵の乙女の使命や運命を鼻にかけた結果がこれだとしたら、先代は乙女が辿る可能性の一つだったのですかね……。
教会で保護されたフランスの少年、ドゥドゥことエドゥアールから、「リトンはアンリの愛称」と明かされるシーンが軽く鳥肌が立ちました……。
ピオフィはヒロインの頭の回転が早くてとても助かる。
ディレットーレの名前どれなんだ問題がちょっとずつ解消されていきます……。
クロエの死後、ファルツォーネの遠縁の家へ養子へ出されたアンリでしたが、引き取られた先での扱いは虐待そのものでした。
唯一味方になってくれたのはクロエと同年代のその家の娘……と思いきや、思いきやでした。とてもぼかされていますが。
娘と遊び、言われたことをうまくできると食事をくれた、と。
(申し訳ないけどそういうのちょっと好き)
養子先の一家を皆殺しにし、その後知り合ったイタリア人のセバスティアーノ・ガリエを殺してなり代わり、さらに彼の家族を皆殺しにした、というこのね〜! 過去の二段構え〜!!
すごいですよね!?
フランスの田舎でアンリと共に穏やかな暮らしを手に入れます。
結ばれたわけではないとはいえ(後日談すらほぼほぼ不穏とはいえ!)お互い時折触れたくなるという優しくて甘酸っぱい関係が良いです……♡♡
過去を鑑みるに女性不信でもおかしくはないアンリと一歩ずつでも歩み寄っていければ良いですよね。いいよね! ね!? そうだよねFD!! 俺たちのアンリ攻略はこれからだ!!
大団円√。
カジノからの脱出劇の映画のような盛り上がり🥳🥳🥳🎦
(ギルバート√ではかなりさらっと脱出して終わってしまい、寂しかったので……)
エミリオ何者なんですか!?
長生きはしてみるものだねとか言ってましたけど!
(合法少年だったら嬉しいです、きっと好きです)